卒業式第2部

 

厳かな卒業式の後は、お楽しみの第二部の始まりです。
今年のテーマは《アナムネーシスとカタルシス》
お揃いの赤いパーカーを着た卒業対策委員の掛け声で開幕です!

オープニングはバンド演奏♪
大ヒット映画『君の名は』の主題歌や、流行の曲を次から次へと繰り出します。
受験が終わった開放感からか、観客も手にはサイリウムを持ち大盛り上がりです。


音を聞きつけた他学年の生徒も遠くから鑑賞です。

三鷹の花形「Riceball」のチアダンスと、6年有志のクールなダンス。かっこいい!

続いてはMr・Ms三鷹・その他趣向を凝らしたコンテストが盛りだくさん!

お世話になった先生方と部活のスライドショーが始まりました。
先生は今年度あちこちで踊られた『恋ダンス』を披露します。

その後漫才と続き、生徒達の笑い声が会場に響きます。三鷹生は多才ですね!


『今だから言えること』
ずっと聞きたかった・言いたかったことを打ち明けるコーナーです。
生徒の質問に答える先生もいらっしゃいました。
信頼感が伝わる微笑ましい一コマです。

二期生6年間の思い出スライドショー。卒業対策委員渾身の大作です!

今までお世話になった先生もたくさん出演。懐かしい面々に歓声が上がります。

なんと最後にはビデオに出演してくださった前期課程の先生がステージに登場です!幼くて可愛かった生徒達の成長に、涙でスピーチができない場面も…
保護者の方々も涙を拭っていました。

受験の時には大変お世話になり、除夜の鐘も生徒達と一緒に聞いたという進路指導部の田中先生にお礼の言葉を贈ります。

最後は担任の先生へ2期生全員で『仰げば尊し』の合唱と、お礼の言葉・プレゼントの贈呈です。
その後担任一人一人から卒業生に向けてはなむけの言葉が送られました。生徒達は皆背筋を伸ばして真剣に聞いていました。


ちなみにテーマの《アナムネーシスとカタルシス》はD組担任の冨田先生が考えられたそうです。倫理に関する深い意味があるとのことで、詳しく知りたい方は調べてみてください。

★★

名残惜しい雰囲気の中で、第二部は終了しました。
今年は東日本大震災から6年目にあたる3月11日に行われたこともあり、2時46分には黙祷をしました。大事なことを受け継いでいこうという三鷹の精神を二期生に感じました。

第ニ期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
これからのご活躍を心よりお祈りしております!

★★

【卒業対策委員長より】
協力してくださった皆様、ありがとうございました。二期生の皆が、6年間の思い出のラストページとして今日を楽しめたら幸いです。

★★

短期間での準備はさぞかし大変だったと思います。卒業対策委員会の皆さん、本当にお疲れ様でした。​

PTA主催 卒業を祝う会

平成29年3月11日18時〜20時、卒業式と生徒達が主催した第2部が終了した後、杏林大学病院内にある日比谷松本楼に場所を移し、先生方と卒業生保護者による『卒業を祝う会』が行われました。
参加者は、校長先生をはじめ担任の先生、お世話になった部活顧問の先生など15名の先生方と卒業生の保護者80名です。楽しいひと時の様子は、こちら♪PTA主催 卒業を祝う会♪をご覧ください。

美術部紹介

現在、計12人の部員で活動しています。
基本的に、後期生と前期生はともに活動するため仲がいいです。
日々の活動は部員個々の主体性に任され、やりたいことがやれる、自由度の高い部活です。
緩い感じで楽しむのも有り、「こんな作品が作りたい!」と意欲的に活動するのも有り。
分からないこと、教えてほしいことがあるときは、先輩や顧問に聞きに行けば丁寧に教えてくれます。
聞きにいかなければ教えてくれません。(主体性とメンタルが弱いひとは磨かれますよw)
基本は秋の鷹校祭(文化祭)に向けての作品を作成しています。
デッサン、イラスト、七宝焼き(機材・部材あります!)などの作品発表のほかに、ライブペインティングのパフォーマンスも行います。また、クレイアニメーションの制作にも取り組みます(今年もやるかは未定)。今季は50秒ほどの映像作品に仕上がりました。

このブログに載せた写真は、今期の鷹校祭で、当時の3年生が合作で作ったレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の模写です。下書き班と色塗り班に分かれて制作しました。
ところどころ遊び心が加わったアレンジが施してあります。(違いにいくつ気づけるでしょう?!)
美術部に興味のある方は、いつでも大歓迎です!優しい先輩たちがお待ちしています!

【 原稿:美術部部員3年  校正・投稿者:美術部部員保護者 】

前期(第1・2学年)球技大会

1・2年生の球技大会が3月13日に行われました。
冬に戻ったような寒さの中、バレーボール(女子)、ドッジボール(男女混合)、サッカー、バスケットボール(男・女)の4競技で熱戦が繰り広げられました。

■バレーボール
寒空のもと、声を出し合ってボールを回していました。接戦が繰り広げられ、応援にも力が入っていました。優勝は2Cでした。

■ドッジボール
試合も中盤に差し掛かるとボールが2個に増えて、コート内はてんやわんやの状態に。体力勝負と思いきや、頭脳プレイがものを言うゲーム展開で、2Dが優勝しました。

■サッカー
まさか(?)の1年生の大躍進!!
2年生を破り勝ち上がる様は圧巻でしたが、決勝戦では2Bが力の差を見せつけて優勝!!

■バスケットボール
白熱した戦いが繰り広げられました。接戦に次ぐ接戦で、なかなか加点されず、フリースロー対決になる試合もありました。優勝は、男子は2A、女子は1Bでした。

サッカー以外の決勝戦は体育館で行われたため、各試合が終了すると2階のギャラリーには続々と生徒たちが集まり、応援していました。
当日の運営や進行は、球技大会実行委員が担当。1・2年の大会だったので、中心となり会を仕切ったのは2年生でした。
加藤先生から、「実行委員、各部活が審判等を引き受けてくれて、いい球技大会ができました。それぞれの人が協力して、時間通りにやろうという気持ちが見えました。」との講評を受け、全員で感謝の拍手をしました。実は、4時間目(12時半)までで競技終了予定が、20分ほどオーバーしてしまい、先生がたの中からは閉会式の開始時間に間に合うか心配する声がありました。ところが5時間目、閉会式開始時間には、1人も遅れることなく体育館に整列していました。当たり前のことではありますが、球技大会を成功させようという気持ちが伝わってきました。
4競技の結果、学年優勝は2A、2D、1Bが、総合優勝には同点で2A、2Dが輝きました。

***3年生の球技大会は、3月21日に行われます。***

第2回 卒業式

 

平成28年度 東京都立三鷹中等教育学校 第2回卒業式が挙行されました。

三鷹中等教育学校第2期生152名の卒業生の皆さん、保護者の皆さまご卒業おめでとうございます。
今回の卒業式では、卒業生の合唱祭での活躍について話される方が何人もいらっしゃいました。彼らは中等3年生の時、合唱祭で前期生でありながら自由曲賞を勝ち取りました。その時の美しい歌声と華々しい姿が、多くの人の記憶に焼き付いているようです。そんな活力に溢れた2期生の門出の様子や、送られたお祝いの言葉の一部を簡単に紹介させていただきます。

※※※
まずは卒業式直前の情景から。笑顔もちらほら見られ、まだくつろいだ様子です。

正面に貼られた卒業式の式次第です。

卒業生が入場します。

表情がぐっとひきしまりました。温かな拍手と吹奏楽部が演奏する「3月9日」「ハナミズキ」にあわせて入場します。保護者の方々や在校生をまっすぐに見つめてから着席しました。

卒業証書授与

卒業生は壇上に上がり校長先生から卒業証書を受け取ります。校長先生は「おめでとう」という言葉とともに一人一人に証書を手渡しました。

校長式辞

校長先生は卒業生に、入学前に「君たちはどう生きるか(吉野源三郎著)」が課題図書として与えられた理由について問いかけます。そしていくつかの文章を心をこめて紹介してくださいました。例えば、「心から感じたことやしみじみと心を動かされたことをくれぐれも大切にしなくてはならない」などです。お話を聞き、この本には校長先生が本校の生徒に伝えたい、新たな道を歩む上での指針になるような言葉が詰まっていたことに、改めて気付かされました。
また、日本を代表する国際人、新渡戸稲造の思想に触れながら、東洋と西洋ではものの見方が違うことを具体的に説明され、「両方の良い所を受け入れ、本校と世界を結ぶ架け橋となって欲しい。誰も見たことのない眩しい世界を走る先駆者になってください」と言葉を結ばれました。

東京都教育委員会挨拶

グローバル化、価値観の多様化が進む世界に歩み出す卒業生に、「多様性を受け入れられる豊かな感性を持ってください」との言葉をいただきました。

PTA会長挨拶

2期生の皆さんの、合唱祭での美しい歌声が特に印象に残っているそうです。
最後の全員合唱「大地讃頌」の歌詞を紹介され、6年間で培った自分という大地に自信を持ち、しっかりと根を張り、立派に成長して欲しいと励ましてくださいました。

在校生送辞 5年B組萩原初さん

始終声を詰まらせながら読み上げる姿に、こみあげるものを感じる方も多かったと思います。合唱祭で先輩達の歌声に、深く心を動かされたこと、部活や委員会活動などを通し、卒業生との間にかけがえのない思い出があったことが、しみじみと伝わりました。「皆さんの母校はいつまでも三鷹中等教育学校です!」という温かい言葉とともに、卒業していく先輩の意志を受け継いでいく決意を力強く語りました。

卒業生答辞 6年C組松本於音君

合唱祭での活躍をふり返りながら、自分たちは持っている力を最大限に使う学年であった、新しい当たり前を作りあげたので、在校生にはぜひその先を目指して欲しいと、堂々と語ってくださいました。

答辞を読み上げた後、会場の方を向いて、「6年間本当にありがとうございました」と感謝の言葉を叫びました。松本於音君は昨年、同じ壇上で在校生代表として送辞を読んだそうです。今年は送られる側として答辞を担当することに、特別な思いがあったことと思われます。

最後に校歌を斉唱します。

指揮は6年A組小西奈々さん、伴奏は6年D組松永珠梨さんが担当してくださいました。歌いながら、6年間の様々な思い出がよぎったのではないでしょうか。

式を終え、吹奏楽部の演奏と会場の拍手に包まれて卒業生が退場しました。一旦証書置き場に置かれた卒業証書は、卒業式の後、教室で担任の先生によって一人一人に手渡されます。教室では緊張もほぐれ、和やかに先生や友人と会話をはずませていました。

お世話になった担任の先生方、卒業まで温かく見守ってくださり、ありがとうございました。

卒業記念品です。トートバックの担任の先生の似顔絵は生徒が描きました。どの先生もそっくりですね(笑)

※※※
答辞を述べられた松本於音君の言葉にあるように、「常識の壁を越える」「新しい当たり前を作る」ために、最大限の努力を惜しまなかった学年であったことを、式を通して実感しました。彼らの作った当たり前の先を思い描くことこそ、残された在校生の課題なのでしょう。

今回の卒業式は3月11日という日付から、卒業を祝う中でも、6年前の震災の記憶が、頭をかすめる瞬間があったことと思われます。送られた数々のはなむけの言葉とともに、こうした記憶ともそれぞれのやり方で向き合い、他人を思いやる気持ちへと昇華させながら、自分の道を歩んで欲しいと感じました。