第34回「三鷹散策の会」報告

~銀座歌舞伎座と築地本願寺~

【日時】平成29年10月19日(木)
【場所】銀座~築地

あいにくの大雨、そして今年一番の寒さの中、第34回「三鷹散策の会」が行われました。

今回、歌舞伎座ギャラリー見学(3分間の歌舞伎見学付き)の後、築地本願寺へ向かい、銀座~築地散策でした。

10時20分に歌舞伎座地下2階の木挽町広場集合でした。ギャラリー見学後はこちらに戻れないとのことでしたので、集合時間前に到着し、お土産を買い込みました。

     

集合写真を撮った後、いよいよ歌舞伎座ギャラリーに入場。
まずは大道具小道具など展示されている部屋へ。
馬、船、籠などは、自由に乗って写真を撮ってもOKということだったので、多くの皆さんは、たくさんの写真を撮っていました。蛙の鳴き声などを出す貝をこすり合わせたり、波の音を出してみたり、音を出す小道具などで各々楽しんでいました。

     

奥に進むと、藤娘の演目の小さな舞台がありました。舞台に貼ってある床板は、リニューアル前の歌舞伎座で使用していた板とのこと。そのような舞台にも上がることができ、藤や槍を持っている写真、三味線を弾いている写真と、ここでも写真撮影を楽しんでいました。

その後、五右衛門階段を降り、3分間の歌舞伎見学。

客席の一番後ろに7人だけ入ることのできる部屋があり、そこの小窓から3分間の舞台観劇。私の観た3分間は、全く動きが無かったのですが、私の後の方は、舞台が暗転するところを観ることができたそうです。

回廊には、歴代の歌舞伎役者の写真がズラリと並んでいました。

他の方たちの見学を待っている間、舞台裏のビデオを見せていただきました。
お客さまから見えないところまで、きちんと波の模様のある布を使用していたり、舞台で衣装を着るだけでなく、着崩れないよう縫い付けていたりと、細かい部分まで配慮しながら作り上げられている様子が映っていました。

残念ながら雨のため、屋上庭園には行くことが出来ませんでした。

歌舞伎座を後にして、築地本願寺へ向かいました。
本願寺の中に入る予定でしたが、葬儀が営まれていたので中は見学できず、外観だけを拝観しながら食事に向かいました。

ランチは「さかな若竹」にて。お店に入ってすぐに大きな生け簀があり、その場で釣り上げていました。「若竹御膳」をいただき、しばし歓談。お刺身はもちろん新鮮で美味しかったです。

そして食後にそのまま解散となりました。

    

あいにくの雨と寒さでしたが、普段あまり観ることのない歌舞伎の舞台や、大道具小道具を直接手に取り体験もでき、短い時間でしたが新たな日本の文化に触れることが出来た一日でした。