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合唱祭DVDの集金及び配布のお知らせ

12月12日(月)に「合唱祭DVDの集金及び配布のお知らせ」のプリントを配布しました。

~合唱祭DVDお申し込みの皆様へ~

日頃よりPTA活動にご理解、ご協力をいただきありがとうございます。
さて、6月に行われました合唱祭のDVDには、多数お申し込みをいただきありがとうございました。
下記のとおり販売の詳細が決まりましたので、お知らせいたします。

1.販売価格   1枚-1,600円、2枚-3,200円
2.振込期間   即日~12月26日(月)
3.配布予定日  入金確認後、1月中に各クラスで配布予定
4.集金方法   ・ゆうちょ銀行より口座振込
        ・同封の払込取扱票に、購入枚数分の金額を記入する。
        【通信欄には住所、お子さんの学年・クラス・氏名、連絡先
         電話番号を必ずご記入ください】

☆振込手数料は個人負担になります。(ATM-80円、窓口-130円)
☆PTAからの領収書は出ません。振込時の控は、配布まで各自保管してください。

問い合わせ先は配布したプリントをご覧ください。

PTA後期課程バス研修会

「富岡製糸場とガトーフェスタハラダ本社工場見学」11月28日(月)

心配された雨は未明には上がり、総勢81名は2台のバスに乗り込み調布市文化会館たづくり玄関前を出発しました。車内での5年学級委員さんのガイドぶりはお見事で、参加者の自己紹介ののち、校長先生から富岡製糸場の歴史的背景や見どころなどを伺いました。
車窓から雪化粧した富士山を眺めながらのおしゃべりは弾む・はずむ・・・私も相席の方とすっかり意気投合し、あっという間に、群馬県高崎市にあるラスクで有名な「ガトーフェスタハラダ本社工場」へ到着しました。

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まるでパルテノン神殿のような円柱が印象的な重厚感ある建物です。まだ午前10時だというのに、大型観光バスが4台も停まり自家用車もひっきりなしに入ってきます。そこで、工場見学へ先に行くグループと、お買物ののち工場見学するグループとに分かれて行動しました。工場内は見学者通路が整備されていて、試食のラスクと飲み物をいただきながら製造工程をガラス越しに見学できます。甘い香りに包まれて、ここでしか食べられないというグーテ・デ・ロワ ブリュレも試食し、うっとりと満ち足りた気持ちで買物コーナーへと移動しました。買物コーナーはたいへん混雑していましたが、バスに乗り込む際、大きな紙袋を提げた参加者はみな達成感いっぱいでご満悦の様子でした。

ハラダから10分足らずで昼食会場「上里カンターレ」に到着です。ビュッフェ形式でイタリア料理、ピザ、サラダ、パン、ケーキ、アイスなどが食べ放題でソフトドリンクも飲み放題です。南イタリアを思わせる明るく気持ちよい店内で、お料理とおしゃべりを心ゆくまで堪能できました。余談ですが、ここはバームクーヘンやパンの工場も併設していて売店も充実しているので、またお買物しちゃったわ~という参加者も見受けられました。

午後からは、校長先生と森田副校長先生は乗るバスを交替してくださり、移動すること約1時間半、世界遺産「富岡製糸場」へ到着です。駐車場から門前商店街を5分ほど歩くと、レンガ造りの建物が見えてきます。秋晴れの青い空とレンガ色のコントラストが美しい!見どころはなんといっても、明治5年(1872年)の創業当初のまま残された建造物群です。ガイドのおじいさんについて施設をまわりました。主な建物をご紹介します。

★国宝 東置繭所
木で骨組を作り、柱の間にレンガを積み上げて壁を造る木骨煉瓦造という工法で建てられ、2階に乾燥させた繭を貯蔵しました。富岡製糸場の建造物のレンガは日本の瓦職人が焼いたもので、目地の漆喰にも群馬県産の石灰が使われています。レンガの積み方は、日本ではたいへん希少なフランス積みです。また、建物内に入ると漆喰と木組みの構造がよくわかります。


★国宝 操糸場
工女たちが繭から生糸を取る作業が行われていた施設です。トラス構造という従来の日本にはない建築工法が用いられ、建物内部に柱のない広い空間が確保されています。さらに、採光のための大きなガラス窓や、蒸気を抜くための越屋根が取り付けられています。昭和41年以降に設置された自動操糸機が保存されています。

他にも、指導者としてフランスから招かれたブリュナが家族と暮らした首長館や、工女に操糸技術を教えるフランス人女性教師の住居などが、重要文化財に指定されています。
糸を繰る器械を動かしていたのは蒸気エンジンで、指導者ブリュナがフランスから輸入したものでブリュナエンジンと呼ばれています。蒸気機関車の鉄道が開業したのが明治5年ですから、当時の最先端技術が富岡に集結されていたのです。地元では製糸場の煙突から出る煙の量で景気の動向がわかると言われたそうです。
フリータイムには校長先生から説明を受けながら建物や器械を見て回ることができ、とっても充実した見学となりました。ふと時計を見れば集合10分前。製糸場を後に商店街を小走りにバスへと向かいます。と、ここでも大仁田ねぎを筆頭に地元野菜やこんにゃくが並んでいます。もちろんお買い上げ。滑り込みセーフでバスに乗り込みました。

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このバス研修会は三鷹高校時代からの伝統行事となっていて、参加希望者が多く抽選になる年もあるほどの人気だそうです。5年学級委員さんが初夏のころから企画し、当日は要所での見守り・誘導をしてくださっていました。委員さん、楽しい企画をありがとうございました。そして、仙田校長先生、森田副校長先生、貴重な一日をご一緒してくださりありがとうございました。

PTA前期校外研修会 報告

PTA前期校外研修会
~東京の歴史と文化を皆で体験しましょう!~

 昨年度から始まった前期校外研修会、今年度は昨年3月にリニューアルオープンした「江戸東京博物館」へ行ってきました。
 快晴に恵まれた11月22日、はじめに両国の「江戸東京博物館」を仙田校長先生、門馬副校長先生と保護者71名 で見学しました。

 ガイド案内DVD鑑賞後、自由見学となりましたが、仙田校長先生が展示物の解説を始めると、バラバラに見学していた保護者のみなさんがどんどん集まり、結果的に大人数でまわることになりました。
 社会科が専門で、教科書「江戸から東京へ」にも関わられたという校長先生。「江戸東京博物館」へは30回以上足を運ばれているそうで、興味深いエピソードを交え、解説員かと思うほど詳しく説明してくださいました。実際、見事な説明に解説員と勘違いしたのか、一般の見学者の方が最初から最後まで校長先生の隣で聞き入っていました。
 一方、副校長先生は保護者の案内をされていた為にスタッフに間違えられ、外国の方に何度も質問されていましたが、その度に流暢な英語で説明されていました。校長先生の解説が素晴らしかったので、あっという間に時が過ぎてしまいました。

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 ランチは両国らしく、ちゃんこ鍋をいただきました。「ちゃんこ鍋」には牛肉でも豚肉でもなく、鶏肉を入れる理由をご存知ですか?力士が食べる食事の為、四足歩行の牛や豚は土俵の負けをイメージさせることから二足歩行の鶏肉を使用しているそうです。

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 ランチ後は、校長先生のご案内で両国散策が行われました。希望者のみとのことでしたが、ほぼ全員が参加しました。
 勝海舟生誕地→赤穂浪士が討ち入りした吉良邸跡→鼠小僧次郎吉の墓があり、かつて勧進相撲興行の中心であった回向院→国技館内にある相撲博物館をめぐり前期校外研修会が終了しました。

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 参加した方からは、「校長先生のガイドが素晴らしかった。」「来年もぜひ参加したい。」「博物館が見どころがあり良かったです。」などの感想が寄せられ、みなさんが楽しく充実した時間を過ごされたことがうかがえました。
 研修会の企画・運営をしてくださった2年学年委員のみなさんは、PTAで購入した三鷹の白いウインドブレーカーを着用していました。人ごみの中でもとても目立ち、参加した保護者の方からも大好評でした。学年の枠を超え、東京の歴史と文化を体験することができた、貴重な一日となりました。

 仙田校長先生、門馬副校長先生、そして学年委員のみなさん、ありがとうございました。

前期:タブレット研究授業

今年度よりICTパイロット校に指定され、10月14日に前期生にタブレットが配付されました。タブレットやスマートフォンにも対応している授業・学習支援サービスの「Classi」や、学習管理システム「school Takt」がインストールされています。「Classi」は、学校・生徒・保護者間の情報共有や学習コンテンツなどさまざまな利用方法があり、タブレットが届いたその日にはすでに課題が出されていました!また、「school Takt」では、生徒の学習状況をリアルタイムに把握できたり、生徒同士の解答を共有することで「みんなで学び合う」学習環境を構築できます。

学校ではタブレットをどのように使用しているのか、研究授業を見学させていただきました。

11月21日月曜日、ICTパイロット校「授業公開」及び三鷹市・調布市の小中高合同研究会が開催され、教育委員会はじめ、たくさんの先生方がいらっしゃいました。
この日、タブレット研究授業として行われた、英語、数学、理科、国語、社会の5教科をご紹介します。

◆1年英語科「電話でのコミュニケーション」
他クラスとSkypeで通話(タブレット使用)し、自己紹介や待ち合わせの約束を
しよう。

①ログイン。 モニターにニックネームが次々とアップされる。
②ウォーミングアップクイズ開始。
③授業内の課題もタブレットから提出、その場で共有し、外国人の先生からも訂正
してもらえる。
④他クラスとSkypeで会話を実践。 例題を何度も練習した後、オリジナルの内容
で、他クラスの生徒と電話。

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今日の授業は教科書もなければノートもないけれど、実際の場面が想定しやすく、今すぐにでも役に立つ内容でした。ウォーミングアップクイズでは、答えを訂正できないようで、「あ、間違えたー」「えええーー」と声が上がり、まるでゲームをしているようにも見えました。Facebookなどの「いいね」のような意思表示を共有できる場面もありました。
先生と生徒のやりとりが簡単でかつクラス内共有が出来、さらにSkypeを利用した実践も可能なタブレット授業。ツールとしての強みをとても感じました。

◆2年数学科「確率」
①先生から配付されたプリントの問題を解く。
②グループに分かれ、それぞれの答えを確認しながらグループ代表の解答を決め、タブレットで写真を撮り先生に送信。(先生に送られてきた解答は全員で共有)
③各自のタブレットにて他グループの解答を確認し、わかりやすい解答に「いい
ね」を押す。
④「いいね」の多い解答を先生がプロジェクターに映して解説。

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「いいね」がいくつ押されるか、生徒同士ドキドキ感もあり、楽しそうな授業でした。「いいね」だけでなく、「わからない」などのコメントも入力できるので、誰がわかっていないのかなど、先生にも生徒の反応が瞬時にわかるのはとてもいいと思いました。また、そのままタブレットを持ち帰るので、家で復習する際にも一人ひとりが解答を確認できるのも利点!

◆2年理科「イオン」
テーマ:
塩化銅水溶液・塩化水素水溶液の透明な水溶液の中には何が含まれていて、それ
はどんな性質をもっているのか考えよう。

導 入:
前回の振り返り
事前に先生から「Classi」に、今回の授業で行う実験の概要を、確認事項として
配信。
各自タブレットにて前回の実験前・実験後の写真を見ながら、グループごとに振
り返り。
①各グループ(4人)、1~4番に分かれ、番号ごとに実験を行い、実験前・実
験後の写真をタブレットで撮り、school Takt」に送信。結果の考察を行う。
②元のグループに戻り、それぞれが行った実験について、各自のタブレットで
アップされた写真を見ながら教え合う。
③グループ内で4つの実験から課題についての考察を行う。

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自分が実験していなくても、実験前と実験後をすぐに写真で確認することができ、授業に無駄な時間が少しもないことに驚きました。また、実験している時も、それぞれが主体的に取り組んでいる姿に感心しました。「いい話し合いをしていますね」と他校の先生から声をかけられている生徒もいました。

◆3年国語科「古典に親しむ」
テーマ:
古文における疑問表現と反語表現を判別しよう

導 入:
前回の振り返り
前回のレポートや感想をタブレットに配信し、生徒間で共有。

課題設定:
文脈判断以外に判定方法はないか?
初見で限られた時間内で判別するには?
クラスの答えを作り出そう(25分のグループワーク)
①ノートと教科書を駆使し、気づいたことを班で共有し、答えに近づく。
・各班をまわる先生は、ヒントになる質問はするが答えは言わない。
・分かった班へ聞きに行ってもOK。あくまでも生徒間で答えを出す。
・分かった生徒は、他者へ分かるように説明する。
②班ごとに参観の先生方にプレゼンし、納得させる。
③各自の答えを「school Takt」で提出。

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先生と生徒の関係は、先生対各生徒という受け身の一対一ではなく、互いにつながり、学び合う関係です。「わかってきた!」という時、生徒の目はきらきら輝きます。その瞳の輝きが教室中に伝播していくのがわかりました。
生徒が主体的に学ぶ様子を見て、知る喜び&共に学ぶ仲間のいる喜びを共感できる授業だと思いました。

◆3年社会科「研修旅行の事後学習」
テーマ:
11月8日~11日の研修旅行で得た成果を、ARとパワーポイントで発表し、「京
都」の歴史的役割は時代につれてどのような変遷を遂げてきたのかをまとめる。

AR(Augmented Reality 拡張現実)とは・・・
現実の世界にデジタルの情報を重ねる技術のこと。ゲーム「ポケモンGO」で一般
に広く知られています。

3年生は研修旅行にあたり、ARの技術を使い、京都の歴史的建造物の観光案内を作りました。現地に行けば、スマートフォンやタブレット端末で誰でもその映像を観ることができます。← ICTパイロット校としての大きな試みです!

①AR用に作成した映像を発表。
カメラワークを駆使し、紙芝居やコントを交えた編集がおもしろく、見ている人の笑いも誘う映像でした。各班それぞれ、対象物の魅力をどうやって伝えるか試行錯誤しながら作成したそうです。
②パワーポイントを使い、時代ごとの京都について発表。
③各班の発表を元に、先生が京都の歴史的な流れを生徒に確認、解説。

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先生と生徒双方向からの授業はとても内容が濃く、映像は印象に残るものでした。この50分で京都を大いに知ることができました。

どの授業も、「私たちもこんな授業を受けたかった!」というものばかり。取材として授業を見学させていただきましたが、取材を忘れて楽しんでしまいました(笑)。
タブレットで情報や解答を共有したり、「いいね」などのコメントを入れたりと、1カ月で生徒達がかなり使いこなしている様子がうかがえました。使い方は無限に広がっているので、今後どの様にタブレットを活用していくのか、ますます期待が寄せられます。

第32回「三鷹散策の会」報告

◆◇◆仙田校長先生と行く「塙 保己一」の世界◆◇◆

【日時】 平成28年11月19日(土) 
【場所】 渋谷駅~恵比寿駅

塙 保己一は江戸中期の武蔵国出身の国文学者。7歳で失明しましたが、大変な苦労の末に、古代から江戸初期に至る膨大な書を40年かけて渉猟し、その成果を1,680巻にも及ぶ「群書類従」として編纂し後世に残しました。温故学会(塙 保己一資料館)には、「群書類従」の貴重な版木が保存されており、現在も日本史や日本文学研究の基本文献として広く利用されています。
今回の散策の旅では、仙田 直人校長先生、森田 常次副校長先生とご一緒に、都心に残る江戸の面影を辿りながら、保己一の人生や日本文学に対する情熱に思いを馳せました。

渋谷駅(ハチ公口改札)
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尾崎豊メモリアル・プレート
プレートの周りには、ファンからの熱いメッセージが書き綴られています。
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豊栄稲荷神社
連なった真っ赤な鳥居、庚申塔、三猿(見ざる言わざる聞かざる)の石碑…小さな稲荷神社ですが見応えたっぷりです。
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金王天満宮

江戸時代に奉納された算額。前期課程時、子どもたちもこれを作成していましたね。算額奉納は日本独特の文化だそうです。
境内にある「金王桜」は一本の木に一重と八重2種類の花をつける珍しい桜で、江戸の郊外三銘木のひとつに数えられています。
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腕白相撲の土俵が常設された公園を横手に小道を進んでいきます。
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氷川神社
紅葉が素晴らしかったです。
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温故学会(塙 保己一史料館)

塙 保己一に関する講話:齋藤 幸一理事長にお話し頂きました。大変わかりやすく、ヘレン・ケラーも保己一を尊敬し、彼の生き方を目標にしていたと聞いて驚きました。

刷り体験:齋藤理事長と奥様との楽しい掛け合いでご説明頂きました。何十年ぶりかに手にした“馬連”を使っての作業に、一同テンションがあがりました。

版木収蔵庫の見学:圧倒的な量!江戸時代に彫られた貴重な版木は、史料館の皆さまの不断の苦労によって受け継がれています。
全てが素晴らしい体験でした。最後は門までお見送り頂き、史料館の皆さまの温かいお気持ちを感じました。本当にありがとうございました。
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恵比寿ガーデンプレイス
“ビヤ・ステーション恵比寿”で乾杯!散策の後で飲むビールの味はまた格別でした!

土砂降りの雨で始まった今回の散策の旅ですが、雨は途中で上がり、その曇り空は渋谷に残る江戸の情景を、より一層奥ゆかしく感じさせてくれたように思います。
渋谷~恵比寿の約3kmに、素晴らしい発見がたくさんありました。