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クラスTシャツに込めた想い

2020.9.18 活動発表会 晴れ!

鷹校祭の代わりとして大いに盛り上がった令和2年度の活動発表会。
成功の裏には、先生方の工夫と情熱がありました。
てるてる坊主やお弁当に込めた保護者のエールも大きかったことでしょう。
でもいちばんは、やはり生徒たちの頑張りでした。
今回は、その「装束」として、鷹校の団結力をより高めてくれた“クラスTシャツ(以下“クラT”)”を紹介します。

青、黄、赤、緑。
袖を通した瞬間からチカラがみなぎる!

鷹校祭(文化祭)では毎年すべてのクラTが展示され、生徒や保護者だけでなく来校者も気軽に人気投票に参加することができます。
今年度は、昨年10月24日〜11月2日にかけて、Classiを通して生徒による投票が行われました。その結果とクラT制作者が“クラTに込めた想い”をご覧ください。

人気投票結果

★前期生 1位3A 2位3D 3位3C
★後期生 1位4C 2位4D 3位6A 6C

【1学年】

1A 高久璃美「1Aとして唯一無二なTシャツにするためにクラスメイトの名前の頭文字を入れました」
1B 宮川美涼「担任の先生の担当教科が理科なのでフラスコをモチーフにしてデザインしました」
1C 谷口優花「学校のシンボルである“鷹”と赤の“鳳凰”を合体した鳥の羽と尾で“一C”を表しました」
1D 後藤美結 佐藤仁深「明るく仲が良い最高のクラスなので最高の思い出を作りたいと思いました」

【2学年】

2A 阿由葉洸太 紺谷唯斗「ALL STARのロゴと担任の相田先生の教科“数学”からヒントを得ました」
2B 髙久凛「吹き出しをモチーフに、燃える星は“闘志”、2Bの形を工夫してユーモア感も。かっこいいでしょ!」
2C 辻優朔「フタを開けてお湯を注いで3分待てばお腹も心も満たされる、そう、あれ、あれです!」
2D 三浦結衣「スプラトゥーンをイメージしました。フォントをゲームっぽくしました」

【3学年】

3A 佐久間小春「遠くからでも目立つようにフォントの色を工夫しました」
3B 一杉杏優花 中田美優「“3B”や担任の先生の名前“Fujiwara”をモダンぽくして目立つけれどシンプルに」
3C 三宅咲瑛子「コカコーラのロゴと担任の小久保先生の名前を組み合わせました」
3D 井上隼太「ロゴマークが緑のスターバックスのパロディならウケが良いかなと思いました」

【4学年】
※後期生の写真は「B A」「D C」の順番になっています。

4B 大西恵愛 岡崎萌果「4BとBearの“B”を掛けています。くまさんの表情をポップに仕上げました」
4A 上田慶「テーマは“傷”。完璧ではないという烙印さえも僕らの一部として新たに動き始めるための電源にしたかったのです」

4D 「各自の名前を入れることで個性を出し、休日のように楽しもうという意味をこめて“holiday”のネームを共通で入れました」
4C 坪内萌香 山下紗輝「4Cの写真を使い、唯一無二のTシャツにしました」

【5学年】

5B 若月志恩「黄色のユニフォームという制限の多い中で、皆の希望にそえるように頑張りました」
5A 宮内優樹「今話題の広島東洋カープのユニフォームをモチーフにしました」

5D 池田真菜佳「私達の魂をTシャツに映し出した。ただそれだけです」
5C 濱頭拓未「今年の世界大会で優勝したチームがモチーフ。縦と斜めのラインを組み合わせたかっこいいデザインです」

【6学年】

6B 土本 大澤「キュートなベアにアメリカンフラッグを合わせることでアメリカ風でスポーティに仕上げました」
6A 尾形莉子「エリー・ゴールディングの曲の歌詞を入れました」

6D 内海明里 井上穂香「“6期”と“ロック”をかけて、ハードロックカフェのTシャツをオマージュしました」
6C 兼坂琴「“うる星やつら”のフォントを手描きで再現しました」


いかがでしたか。
これ、ステキだな!というクラTはありましたでしょうか。
家庭内でもぜひ人気投票を行って楽しんでいただけたら、と思います。

陸上部 関東大会 第3位入賞〜PTA祝金の贈呈式

鴨下友織菜さん、おめでとうございます!

令和2年度第24回関東高等学校選抜新人陸上競技対校選手権大会(昨年10/24~25@正田醤油スタジアム/群馬県前橋市)で、5年生の鴨下友織菜さんが女子800mの部で見事第3位入賞を果たしました。
インターハイへとつながる大きな大きな一歩です。

その健闘を讃え、さる12月19日に金子PTA会長より祝金を贈呈いたしました。

左から陸上部顧問 坂口先生、鴨下友織菜さん、金子PTA会長、藤野校長先生

鴨下さんに、レースの感想と今後の抱負をうかがいました。
前期生のときには果たすことができなかった関東大会に出場できて、とても嬉しかったです。ただ、自分のレースができなかったという悔しさも残っています。
このようなコロナ禍で大会を開催していただいた方々や応援してくださった全ての方への感謝を忘れず、競技を楽しみながらインターハイを目指して努力をしていきたいと思います

今回また新たな課題を見つけたんです、と言う鴨下さん。再びの悔しさをバネに、決してあきらめない気持ちでこれからも挑み続けることでしょう。さらなる活躍に期待します。


編集後記〜終始にこにこと笑顔を絶やさない鴨下さんでした。その横で、彼女が自己ベストに及ばなかったことを我が事のように悔しがり、インターハイではきっと自分の走りができる!と我が事のように目をきらきらさせる藤野校長先生がとても印象的でした。

「給食“視”食会」へようこそ。


PTAでは、毎年11月に「給食試食会」を実施しています。
1学年の学年委員が、栄養士の先生に協力していただきながらテーマや段取りを考え、1学年の保護者を招待するのです。
毎回100名近くの保護者が参加を希望する人気の催しです。

会場は多目的室。子どもたちと同じように保護者自身が配膳をし、給食をいただき、栄養士の先生の「子どもの食」に関するお話を聞きます。そして最後に、ランチルームで給食を食べる我が子を見学して、お腹も心も満たされる、このような流れになっています。

今年度は試食会はできませんでしたが、代わりに全学年の保護者を「給食“視”食会」へ招待したいと思います。

本日の献立 : ごはん、牛乳、タンドリーチキン、チーズサラダ、キャベツのスープ煮


今回はスペシャルな献立を用意しました。
何がスペシャルかというと、
「いままで三鷹で食べたなかで一番うまい!!!」
と、藤野校長先生が絶賛されたメニューなのです。
もちろん生徒たちにも人気で、この献立の日は残菜が少ないのだそうです。

ここからは、今年、鷹校に着任された栄養士の進藤先生に案内をしていただきます。
どうぞ「目」で楽しんでください。
“校長先生をうならせたレシピ”も教えてくださるので、ぜひチャレンジしていただいて、家族で元気なからだになれたらよいですね。

それでは↓↓↓からどうぞ。
★★「給食“視”食会」へようこそ。★★

鷹校生と読書

北棟2Fの図書館。蔵書は約56000冊。
生徒たちは「朝読書」の本を探したり、お目当ての雑誌をめくったり。自習する生徒もたくさんいます。

今年度、鷹校では“ブックメール”という取り組みをしました。

「コロナ禍で学校や地域の図書館が使えない。でももっと本が読みたい」
そんな生徒たちの声を受け、学校図書館が郵送(無料)で書籍の貸し出しを行ったのです。
同窓会の厚意により「図書貸出基金」が設立され、PTAも書籍送付用のレターパックを寄付しました。
“ブックメール”は図書館の在庫が少なくなるほどの盛況ぶりだったようです。

『FACT FULNESS』ハンス・ロスリング著と9期生学年通信『Quest3』

臨時休業明けに配布された3年生(9期生)の学年通信『Quest3』に、ひとりの生徒の読書感想文が掲載されました。
本のタイトルは『FACT FULNESS(ファクトフルネス)』。大学生の一般教養の教科書としても使われている本です。感想文全文を紹介します。

 

あ、人生変わったかも。

「あ、人生変わったかも」そう思わされたのは、スウェーデン人のハンスロスリングが書いた「FACT FULNESS」という一冊の本だった。

この本は貧困を例とした統計データや世界の見方を、10の人間本能から解体している。その10の人間的本能には分断本能、直線本能、恐怖本能、犯人捜し本能、焦り本能などがある。どれも著者の考えだしたもので、一つ一つに具体例と対策方法が書かれている。

この本を読んだ後と前では全くと言っていいほど世界に対する自分の意見が異なっていた。本を読み終えた後に自分のファーストステージ論文を振り返ってみた。当時の自分は世界をネガティブに考えすぎていたが、今では俯瞰することもできるようになり今までのようなマイナス的思考以外の見方ができる。この本で新たなものの見方を身につけることができた。

さらにこの本を読んで学んだことは世界の正しい見方だけではない。無論、主題は統計による世界の見方であるが、この本には世界の見方に加え自身を見返すことの意義や醍醐味が述べられている。人間の本能を理解し心情をコントロールすることは、大学で注目されているリベラルアーツにもつながると考えられる。また他者の心理をコントロールできるようになれば、社会での商取引にも有効活用できる。

新型コロナウイルスのパンデミックが起こり始めた時、各国の政府が様々な対応を取った。アメリカやヨーロッパは多くのデータを公開し厳重な対策をしていたが、日本は少し異なっていた。基本方針は経済を止めずに流行を終わらせるというもので外出を法律で制定することはなかった。データ上でも感染者及び死者は少なく、政府は対策に成功したと述べていた。この本を読んだ後の私は「データの内訳は何だろうか」と考えることができた。もしそのデータの内訳が私たち国民の求めるものと異なっていたら話にならない。しかし、以前の私であれはそのように疑うことはできないだろう。疑うことができるようになったのはもちろんこの本のおかげだ。この本で一度疑ってみるという技術を身につけることができた。

全てに対して「世界にはこんな見方もあったのか」と納得させられる内容であった。今までもたくさんの見方をしたいと考えていたが、それでもまだ一部しか見られていなかったことに気づかされるのと同時に、この本がふたを開けてくれた。正反対の見方をすることに楽しさを抱くようになった。

また、本能のコントロールでは自分を見つめなおすきっかけとなり、アンガーマネジメントなどを含む心理学やリベラルアーツへの興味につながった。まだ、将来が決まっていない私にとってこれは大きな一歩であり、学習の価値を発見することができた。

そして何より、この本との出会いは人生の転機のようになったと感じる。新型コロナウイルスにより長い休校期間が続きいわゆる暇疲れというものが現れがちであったが、今まで興味を持ったことのない教養学に魅かれ、世界を俯瞰してみることはとても楽しく、気分のリフレッシュともなった。

自分の人生に大きく関わったとも考えられるこの本をきっかけに、より多くの見方を知り自分の未来への希望を高めたい。

前期生徒会会長 山口 真季

 

学年通信は担任団の先生の言葉でしめくくられています。
「きっと、皆の中にはこの生徒以外にも、考え方が変わり新しいスタートを切ろうとしている人がたくさんいると思います。この期間で、成長した君たちに大いに期待しています」


読書の秋です。
親が子どもの、子どもが親の本を、と、たまには交換して読んでみるのもおもしろいかもしれませんね。

この花を知っていますか。

ピンクの花を枝いっぱいに咲かせるこの花は、三鷹市の花「ハナカイドウ」です。
春、桜を追うように咲き始め、花後はりんごに似たかわいらしい実を結びます。
食べることもできるんですよ。
古来、美人のたとえに使われ、玄宗皇帝がほろ酔いで眠たそうにしている楊貴妃を「海棠(カイドウ)の眠り未だ足りず」とその美しさをたたえたと言われています。

花言葉は「友情」「温和」「美人の眠り」

この花、実は鷹校と深い関わりがあります。
それは前期生のネクタイとリボン、そしてスカート。
スクールカラーの白とともにピンクのラインやピンク地が使われていますが、このピンク色こそが三鷹の市花「ハナカイドウ」に由来しているのです。
ハナカイドウを知って改めて制服を見ると、ピンク色の愛らしさが増して感じられるのではないでしょうか。

前期生制服のミニチュア。身長約60cm@資料室。
学校説明会で配布される学校案内。制服、授業、行事など鷹校の魅力がいっぱい詰まっています。