~高幡不動尊 あじさいまつり~
梅雨の晴れ間の6月29日、あじさいが見ごろの「高幡不動尊」に参拝と散策に行ってきました。
高幡不動という京王線の駅名で知ってはいましたが、お不動さんをお参りするのは今回が初めてという方が多かったようです。
短時間での散策を無理にお願いして、ご案内役の僧侶様の簡潔なご説明で重要文化財ひしめく高幡不動尊の境内を巡りました。
仁王門から奥殿へ
まずは、高幡不動尊金剛寺のお話。関東三大不動の一つである高幡不動尊、その建立は今から1100年も遡る平安時代だそうです。「仁王門」「不動堂」と見学し、「奥殿」へと進みます。
「奥殿」には、数々の仏教美術や、この地に縁の深い新撰組の土方歳三や近藤勇の資料なども展示されています。メインは、東日本の誇る文化財の木造不動明王像並びに両童子像。座像のお姿は、堂々として、霊験あらたかでした。奥殿で参拝できなくても、お不動様の左手から五色の紐、お手綱が奥殿外の角塔婆まで伸びていて、そのお手綱を持ってお参りできます。
総本堂「大日堂」
続いては、高幡山の総本堂の「大日堂」へと進みます。鎌倉時代様式のお堂に復元されたとのことでした。こちらの名物は、「鳴り龍天井」。一人ひとり墨絵の龍の描かれた天井の下で手を打ちました。龍の真下でないと聴こえない妙音、何と表現したらよいでしょうか。願い事が叶うと伝えられる「鳴り龍(成り龍)」、是非一度手を打ちにいらしたらいかがでしょうか。
ここで、ご案内役の僧侶様とはお別れです。数々の美術品の見学と参拝の後は、境内の散策です。参加の皆さん、あじさいマップを片手に茶室のある庭園、山の中などを半時間ほど楽しまれて、再び山門前に集合しました。
お昼は、高幡不動金剛寺の近くの 「そば処開運そば」で、散策を振り返るひと時を過ごしました。
山内八十八か所とあじさい
今はがくあじさいが見ごろですが、可憐な山あじさいもまだまだ咲いていました。
あじさいの見ごろは、7月初旬までとのこと。広い境内には、四季折々の自然を満喫できる散策コースもありました。
散策を終えて
高幡不動尊にこんなに重要な文化財があったとは、と驚きました。平安のものから鎌倉……そして激動の幕末の志士たち。今回は足早の見学でしたので、次の機会にはゆっくりと歴史を紐解くのも良いかもしれません。
境内の山の中は、秋のもみじのころもきっと美しいでしょう。
また今年は酉年で、お不動様の年だそうです。いろいろな催し物もありそうです。
投稿者:4年生保護者