2019年11月16日、本校舎にて「学校と語ろう会」が開催され、63名の保護者が参加しました。
PTA会長、校長先生のご挨拶に続き、「授業体験会」(社会・数学・英語)が行われました。
【社会】
「言語を通してヨーロッパの民族・文化の地域性を知る」というテーマの講義でした。ヨーロッパには数多くの言語がありますが、似ている言語をグループ化することで、民族・文化の地域性がわかる、というお話です。文字の多様性についても触れ「みんながよく使う “(;´Д`)”の口の部分はロシアのキリル文字だよ」と言うと生徒も「へえ~!」と驚くそうです。授業中の反応がとても良いのが三鷹生の素晴らしいところ、と校長先生もおっしゃっていましたが、その反応を引き出すために、先生方は様々に工夫をされているのだと感じました。
【数学】
「数学が苦手だった人?」という先生からの質問に、多くの保護者が手を挙げました。しかし、水の入った容器やブロックを使って説明を受けるうちに「なるほど~」と自然に引きこまれていきました。数学に対して苦手意識をもつ前の中1、中2の時期に、こうして道具などを使って確かめることを繰り返すことで、「理屈がわかると面白い」という感覚をつかめる授業を心がけているとのお話でした。
【英語】
「現在進行形」が授業のテーマでした。保護者同士がペアを組み、お互いの得意なスポーツや楽器について質問し合ったり、リスニング教材を聞いて音読をしたりと、テンポよく授業が進んでいきました。普段の授業も4分の3はこうした活動に充て、4技能のうち「読む、聴く、話す」の3技能をまんべんなく使うことを意識されているそうです。大学入試の英語外部試験導入が問題となっていますが、今から各技能をバランスよく学んでいる様子を知り、とても心強く感じました。
体験授業の後は講演会が行われました。
副校長先生
副校長先生による「東京グローバル10の取組について」の講演では、
①世界を舞台に活躍できる高い英語力の習得
②対話を通じた国際理解の深化
③リーダーとしての素地を育む環境と機会の提供
の3つの視点から展開している様々な事業をご紹介いただきました。
オリンピック・パラリンピック担当
「パラリンピック競技応援校の取り組みについて」の講演では、障害者に対する知識の習得だけでなく、実際の体験や活動を通して「真の共生社会の実現」を目指す活動についてご紹介いただきました。
どちらも本校の基本理念である「思いやり・人間愛(ヒューマニティ)を持った社会的リーダーの育成」に大いに役立つ取り組みだと感じました。改めて良い学校に入れたことを嬉しく思います。
最後に東京都教育委員会から発信されている「都立学校魅力PR動画『まなびゅ~』」についてのご紹介がありました。本校の学校紹介動画を見せて頂きましたが、大変素晴らしい内容です。皆様もぜひご覧ください。
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