「PTAサークル」カテゴリーアーカイブ

PTAサークル「三鷹散策の会」のご案内

『子どもたちが通う三鷹の街を、私たちももっと知りたい!身近に感じたい!』そんな思いから発足したPTAサークルです。

活動を開始して12年。会員は在校生の保護者、鷹校卒業生の保護者も含め70名を越え、年に2回程度、主に多摩地域の名所旧跡・工場・歴史散策などを行っています。

各回の参加者は20~40名ほど、一人の参加でもみなさん自然と声をかけあい仲間になってしまう、そのようなあたたかい雰囲気のあるサークルです。

皆さんも参加してみませんか?

詳細は、添付のご案内をご覧ください。

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「三鷹散策の会」のご案内

独立行政法人日本スポーツ振興センターへの加入について

第4学年保護者の皆様あてに、独立行政法人日本スポーツ振興センターへの加入について(同意書付き)のご案内が配付されました。

加入は任意となっていますが、加入に同意くださる方は、加入の案内の同意書にご記入のうえ学校長に提出してください。

詳細は案内をご覧ください。
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日本スポーツ振興センターへの加入について

第34回「三鷹散策の会」報告

~銀座歌舞伎座と築地本願寺~

【日時】平成29年10月19日(木)
【場所】銀座~築地

あいにくの大雨、そして今年一番の寒さの中、第34回「三鷹散策の会」が行われました。

今回、歌舞伎座ギャラリー見学(3分間の歌舞伎見学付き)の後、築地本願寺へ向かい、銀座~築地散策でした。

10時20分に歌舞伎座地下2階の木挽町広場集合でした。ギャラリー見学後はこちらに戻れないとのことでしたので、集合時間前に到着し、お土産を買い込みました。

     

集合写真を撮った後、いよいよ歌舞伎座ギャラリーに入場。
まずは大道具小道具など展示されている部屋へ。
馬、船、籠などは、自由に乗って写真を撮ってもOKということだったので、多くの皆さんは、たくさんの写真を撮っていました。蛙の鳴き声などを出す貝をこすり合わせたり、波の音を出してみたり、音を出す小道具などで各々楽しんでいました。

     

奥に進むと、藤娘の演目の小さな舞台がありました。舞台に貼ってある床板は、リニューアル前の歌舞伎座で使用していた板とのこと。そのような舞台にも上がることができ、藤や槍を持っている写真、三味線を弾いている写真と、ここでも写真撮影を楽しんでいました。

その後、五右衛門階段を降り、3分間の歌舞伎見学。

客席の一番後ろに7人だけ入ることのできる部屋があり、そこの小窓から3分間の舞台観劇。私の観た3分間は、全く動きが無かったのですが、私の後の方は、舞台が暗転するところを観ることができたそうです。

回廊には、歴代の歌舞伎役者の写真がズラリと並んでいました。

他の方たちの見学を待っている間、舞台裏のビデオを見せていただきました。
お客さまから見えないところまで、きちんと波の模様のある布を使用していたり、舞台で衣装を着るだけでなく、着崩れないよう縫い付けていたりと、細かい部分まで配慮しながら作り上げられている様子が映っていました。

残念ながら雨のため、屋上庭園には行くことが出来ませんでした。

歌舞伎座を後にして、築地本願寺へ向かいました。
本願寺の中に入る予定でしたが、葬儀が営まれていたので中は見学できず、外観だけを拝観しながら食事に向かいました。

ランチは「さかな若竹」にて。お店に入ってすぐに大きな生け簀があり、その場で釣り上げていました。「若竹御膳」をいただき、しばし歓談。お刺身はもちろん新鮮で美味しかったです。

そして食後にそのまま解散となりました。

    

あいにくの雨と寒さでしたが、普段あまり観ることのない歌舞伎の舞台や、大道具小道具を直接手に取り体験もでき、短い時間でしたが新たな日本の文化に触れることが出来た一日でした。

第33回「三鷹散策の会」報告

~高幡不動尊 あじさいまつり~

梅雨の晴れ間の6月29日、あじさいが見ごろの「高幡不動尊」に参拝と散策に行ってきました。

高幡不動という京王線の駅名で知ってはいましたが、お不動さんをお参りするのは今回が初めてという方が多かったようです。

短時間での散策を無理にお願いして、ご案内役の僧侶様の簡潔なご説明で重要文化財ひしめく高幡不動尊の境内を巡りました。

ご案内の僧侶様
仁王門から奥殿へ

まずは、高幡不動尊金剛寺のお話。関東三大不動の一つである高幡不動尊、その建立は今から1100年も遡る平安時代だそうです。「仁王門」「不動堂」と見学し、「奥殿」へと進みます。

仁王門

「奥殿」には、数々の仏教美術や、この地に縁の深い新撰組の土方歳三や近藤勇の資料なども展示されています。メインは、東日本の誇る文化財の木造不動明王像並びに両童子像。座像のお姿は、堂々として、霊験あらたかでした。奥殿で参拝できなくても、お不動様の左手から五色の紐、お手綱が奥殿外の角塔婆まで伸びていて、そのお手綱を持ってお参りできます。

総本堂「大日堂」

続いては、高幡山の総本堂の「大日堂」へと進みます。鎌倉時代様式のお堂に復元されたとのことでした。こちらの名物は、「鳴り龍天井」。一人ひとり墨絵の龍の描かれた天井の下で手を打ちました。龍の真下でないと聴こえない妙音、何と表現したらよいでしょうか。願い事が叶うと伝えられる「鳴り龍(成り龍)」、是非一度手を打ちにいらしたらいかがでしょうか。

    

ここで、ご案内役の僧侶様とはお別れです。数々の美術品の見学と参拝の後は、境内の散策です。参加の皆さん、あじさいマップを片手に茶室のある庭園、山の中などを半時間ほど楽しまれて、再び山門前に集合しました。

お昼は、高幡不動金剛寺の近くの 「そば処開運そば」で、散策を振り返るひと時を過ごしました。

山内八十八か所とあじさい

今はがくあじさいが見ごろですが、可憐な山あじさいもまだまだ咲いていました。
あじさいの見ごろは、7月初旬までとのこと。広い境内には、四季折々の自然を満喫できる散策コースもありました。

あじさいめぐり
散策を終えて

高幡不動尊にこんなに重要な文化財があったとは、と驚きました。平安のものから鎌倉……そして激動の幕末の志士たち。今回は足早の見学でしたので、次の機会にはゆっくりと歴史を紐解くのも良いかもしれません。
境内の山の中は、秋のもみじのころもきっと美しいでしょう。
また今年は酉年で、お不動様の年だそうです。いろいろな催し物もありそうです。


高幡不動金剛寺 境内マップより

投稿者:4年生保護者

第32回「三鷹散策の会」報告

◆◇◆仙田校長先生と行く「塙 保己一」の世界◆◇◆

【日時】 平成28年11月19日(土) 
【場所】 渋谷駅~恵比寿駅

塙 保己一は江戸中期の武蔵国出身の国文学者。7歳で失明しましたが、大変な苦労の末に、古代から江戸初期に至る膨大な書を40年かけて渉猟し、その成果を1,680巻にも及ぶ「群書類従」として編纂し後世に残しました。温故学会(塙 保己一資料館)には、「群書類従」の貴重な版木が保存されており、現在も日本史や日本文学研究の基本文献として広く利用されています。
今回の散策の旅では、仙田 直人校長先生、森田 常次副校長先生とご一緒に、都心に残る江戸の面影を辿りながら、保己一の人生や日本文学に対する情熱に思いを馳せました。

渋谷駅(ハチ公口改札)
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尾崎豊メモリアル・プレート
プレートの周りには、ファンからの熱いメッセージが書き綴られています。
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豊栄稲荷神社
連なった真っ赤な鳥居、庚申塔、三猿(見ざる言わざる聞かざる)の石碑…小さな稲荷神社ですが見応えたっぷりです。
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金王天満宮

江戸時代に奉納された算額。前期課程時、子どもたちもこれを作成していましたね。算額奉納は日本独特の文化だそうです。
境内にある「金王桜」は一本の木に一重と八重2種類の花をつける珍しい桜で、江戸の郊外三銘木のひとつに数えられています。
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腕白相撲の土俵が常設された公園を横手に小道を進んでいきます。
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氷川神社
紅葉が素晴らしかったです。
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温故学会(塙 保己一史料館)

塙 保己一に関する講話:齋藤 幸一理事長にお話し頂きました。大変わかりやすく、ヘレン・ケラーも保己一を尊敬し、彼の生き方を目標にしていたと聞いて驚きました。

刷り体験:齋藤理事長と奥様との楽しい掛け合いでご説明頂きました。何十年ぶりかに手にした“馬連”を使っての作業に、一同テンションがあがりました。

版木収蔵庫の見学:圧倒的な量!江戸時代に彫られた貴重な版木は、史料館の皆さまの不断の苦労によって受け継がれています。
全てが素晴らしい体験でした。最後は門までお見送り頂き、史料館の皆さまの温かいお気持ちを感じました。本当にありがとうございました。
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恵比寿ガーデンプレイス
“ビヤ・ステーション恵比寿”で乾杯!散策の後で飲むビールの味はまた格別でした!

土砂降りの雨で始まった今回の散策の旅ですが、雨は途中で上がり、その曇り空は渋谷に残る江戸の情景を、より一層奥ゆかしく感じさせてくれたように思います。
渋谷~恵比寿の約3kmに、素晴らしい発見がたくさんありました。