部活顧問紹介 【 男子バスケットボール部編 】

日頃の授業のみならず、部活動でも熱心に指導して下さっている顧問の先生方に、部活の様子や先生のお考えを伺いました。

【男子バスケットボール部 鎭西先生】


器用なボールさばきに、縦横無尽な素早い動き——華やかな球技のバスケットボールは、昨年から国内で始まったプロバスケットボールのBリーグによって、今まで以上に注目を集めています。今回は男子バスケットボール部顧問の鎭西先生にお話を伺いました。(取材日:2017年10月17日)

🏀

―普段の活動内容について教えてください。

現在は前期生と後期生に分かれて活動しています。前期は平日週3回、後期は平日週3~4回練習を行っています。土日も練習や試合を行っています。活動場所は主に体育館ですが、前期が中で練習ならば、後期は外練習といった具合に交代で利用しています。

―どのような点に注意して指導されていますか。

前期生には、まずバスケットボールの楽しさとルールを覚えてもらうよう指導します。試合中も褒めて伸ばす声掛けをしています。最初から厳しい指導だと、競技を楽しめなくなってしまうからです。

後期に入ったら、自分で考えるように促します。試合中の声掛けも厳しい言葉になる時もあります。バスケットボールはとても頭を使うスポーツです。ボールをもらう直前から瞬時に状況を判断し、適切な戦術を考えます。考えないプレーヤーは同じミスを繰り返します。指示待ちで、すぐに答えをほしがる生徒もいますが、まずは自分で考えてほしいのです。

―バスケットボールはルールが細かくて難しい、大柄の選手が有利、というイメージがあるのですが。

ルールが細かいのは、「点取り合戦を見せるスポーツ」だからだと思います。例えば、攻撃側は24秒以内にシュートをしてリングに当てなければならない、ドリブルをしないで5秒以上ボールを保持してはならない等の秒単位の時間制限があります。これらのルールを設けることで、攻守が早く入れ替わり、他球技より多くの得点を取り合えます。スピーディーな展開で、競技者だけではなく観客も楽しめるスポーツなのです。

身長差はスピードや戦略でカバーします。先ほど述べたように、バスケットボールは頭も使います。高身長の選手が相手でも、弱点を見抜き、早い動きでかく乱し、ファウルを誘います。ファウルカウント5つで退場ですが、5つまで追い込まなくても、カウントを重ねた有力選手は退場になる前に戦力温存のため一旦ベンチに下げられます。この間にゲームの流れを引き戻すのです。

―現在、部活で目標にしているのはどのようなことですか。

当面の目標は、東京都ベスト32に入ることです。低い数字に思われるかもしれませんが、東京都だけでも公式戦には330校ほど参加します。ベスト32でも4回戦まで勝ち抜かなければならないのです。まずは一歩一歩ですね。

―部活は部員が毎年入れ替わるので、年々強くなっていくことは難しいのでしょうか。

もちろん、その年に入部してきた生徒の人数や技量に左右されます。しかし、先輩の頑張りが後輩をひきつけます。同学年の生徒が1、2人という時もありましたが、彼らが頑張ったからこそ、入部希望者も増え、力量のある子も入ってきてくれるようになりました。その積み重ねで強くなっていくのです。

―先生ご自身とバスケットボールとの関わりを教えてください。

バスケットボールを始めたのは中学生からです。その時から、この競技の楽しさをみんなに伝えたいと考え、体育教師になりたいと思うようになりました。学生時代はプレーヤーとしてバスケットボールに打ち込み、教師になってからは部活の顧問として関わり続けています。私自身、三鷹高校の出身で、母校で指導できてうれしく思います。

―最後に三鷹生にメッセージをお願いします。

三鷹の生徒は賢い分、先を読みすぎて挑戦を恐れる傾向があります。しかし、それでは広い視野が得られません。自分の殻を破って、たくさん失敗しても、考えて、そこから多くを学んでほしいです。

 

—鎭西先生、お忙しい中お時間を作っていただきありがとうございました。
バスケットボールを通して、社会に出る前に考える力を養ってほしいというお言葉が印象的でした。教え子たちの中には、先生を慕って、コーチとして部活に参加する人、同じように体育教師を目指す人もいるそうです。
インタビュー後に、部活の練習も見学させていただきました。部員たちの真剣な眼差し、ほとんど床面に足を付けていないような軽やかな動きが、とてもまぶしかったです。みんなで力を合わせて、目標に向かって頑張ってください。🏀